「depth」を深めよう!

第二言語習得論で注目されていることのひとつ、「depth」についての本を最近読んでいます。「depth」とは基本的な単語の深い意味や用法を知ることです。まず一冊目は
です。
この本は以前から持っていましたがサラッと読んだ程度でした。今回読みなおしてみて改めて良い本だと思いました。すべての単語にイラストが付いているので視覚効果があり覚えやすいです。例文がたくさん載っているのでとりあえずこれらを暗記してみようと思います。自分で録音して「瞬間英作文」のような音声ファイルを作ろうと思います。この本の例文をすべて瞬間英作文できるようになれば英語がかなり上達しそうな予感です。
確かこの本はアマゾンのレビューを読んで買ったと思うのですが当時はCDが付いていないのが残念に思いました。でも、今はネイティブの音声より自分で吹き込んだ音声を聞いたほうが記憶に残りやすいと確信しているのでCDが付いていないことに不満はありません。
自分の声で録音した音声が記憶に残りやすいという論拠はこちら。
スマホで記憶したい箇所を録音して時々聞いていると意外と楽に覚えられます。本に付属してあるCDだと覚えてしまっている不必要な箇所まで何度も聞かなければならないので非効率的です。(そういう場合は覚えられない箇所だけスマホに自分の声で録音して聞いています)。
一方、自分で録音する場合はなかなか覚えられないセンテンスや重要と思われる箇所を重点的に覚えられるので効率的です。
しかも自分の声を聞くほうが記憶に残ってリスニングの勉強にもなるとあってはやらない手はありません。
また、スマホの場合、多くの人は常時携帯しているのでテレビのCM中、友人との待ち合わせ時間、電車やバスでの移動中などちょっとしたスキマ時間に聞くことができ時間の有効活用ができます。
私は使ったことがありませんが電車やバスではワイヤレスイヤフォンが便利そうです。いずれ購入してみようとは思っています。
二冊目は
です。
こちらは「日本人なら誰でも知っているカタカナ英語を使えるようにしない手はない」ということでカタカナ英語の正確な使い方を解説した本です。
著者の言うとおりでカタカナ英語はまったく知らない単語を一から覚えるよりもはるかに修得しやすいので英語として使えないままでいるのはもったいないと思います。
たくさんのウロコが目から落ちましたが一番印象に残ったのはプライスレス(priceless)の意味でした。
少し曖昧ではありますが確かマクドナルドのCMでスマイル、プライスレス、スマイル¥0とやっていたと記憶しています。その影響もあってプライスレスを0円、タダと認識している人も多いと思います。
わたしもそうでした。ところがまったく反対の意味ということが分かりました。priceとは価格ではなく代償という意味だそうです。したがってpricelessとは代償となるものがないほど価値の高いものという事になります。
もし私の記憶に誤りがなければマクドナルドは外資(米)系の会社のくせに誤った英語を教えるとは罪な会社ですね。
カタカナ英語を正確に使えるようになることも「depth」の深めることの一種です。カタカナ英語は先にも書いたように馴染みのある言葉なので一度正しい意味を知れば覚えやすいです。
カタカナ英語に関する書籍は他にもたくさん出版されているので今後、色々試してみたいと思います。英語もスポーツも人生も攻略しやすいところから攻めるのが効率的ですからね。また、良書が見つかったらここで報告します。