スパトレで「瞬間英作文」のレッスンを受けてみた感想。
「瞬間英作文」は英語上級者の誰もが高評価している英語テキストの一つです。中学英語を真面目にやっていた人なら少し考えれば、英訳できる英文がほとんどです。しかし、「少し考えて」英訳するのと「瞬間に」英訳するのとでは大きな違いがあります。
このギャップを埋めることにこのテキストを勉強する意味があります。
それにしても「瞬間英作文なんてわざわざオンライン英会話でレッスンを受ける必要なんてないんじゃない?」
「独学で十分じゃない?」と思ってしまう気持ちもわかります。
実は私も最初はそう思っていたのですが、これが不思議なことに何回CDを聴いてもなかなかすんなり出てこない英文が1度レッスンを受けただけでスッと出てくるようになるんですよね。
その人の性格にもよると思いますが、大抵の人は一人で勉強するよりも講師がいたほうが真剣さが断然増すと思います。私の場合は平均以上だと思います。一人ではどうしてもだらけてしまうんですよね。
もちろんただ漫然とレッスンを受けるだけではなく予習、実践、復習の3回は最低必要ですが…。
もしこのテキストを使って勉強しているのであれば漫然とCDを何十回聞くよりも1度だけでも真剣にスパトレでレッスンを受けた方が断然効果的です。
このテキストを使って勉強中もしくは使ってみようか検討中でしたら試してみる価値は大いにありますよ。スパトレでは無料体験レッスン中でも試すことができます。1週間何度でもレッスンを受けられるので体験レッスンだけでも十分効果を実感できると思います。
レッスン内容
1.講師が予約箇所の英文をランダムに質問します。テキストと同じであればTrue、違えばFalseと答えます。英文が正確かどうかではなくテキストと同じかどうかを答えます。
2.講師が指定した番号の日本文を読んで英訳します。
3.チャットボックスに講師が打ち込んだランダムに並べられた単語から正しい英文を作ります。
このようにレッスン内容はいたって単純で一人でもできなくはありません。しかし、効果が違います。
進行スピード
通常、1レッスンで2つの項目、ページ数で言えば4ページ進みます。たいていの講師はこのペースでテキストを進めて余った時間で、単語の意味を尋ねたり、ほかのごちゃまぜワード(並べ替え問題)の問題を出してくれたりします。
まれに、生徒が簡単に正答してしまうと英訳とJumbled wordsのレッスンを型どおりにどんどん進めてしまう講師もいます。でも、希望を言えば次のレッスンに進まず同じ箇所を再度練習することも可能です。
好みにもよりますが、個人的にはそういう講師は次回から敬遠します。どちらが良いかではなく完全に好みの問題です。
ある講師は余った時間でテキスト以外のJumbled words問題を出してくれました。
最初スラスラ解いていたら段々とハードルを上げてきて私にとってはかなりの難問を出されるようになりました。
あるとき出された次の問題はすごく短いのですが正答できませんでした。↓こんな問題ですが、分かりますか?
went, our, weekend, We, visit, to, parents, last.
意味は「先週末両親を訪ねた」となることは容易に分かりますが、「wentが余るんだよな、visitは現在形だし」、となって分かりませんでした。
講師から答えを教えてもらってレッスン後にググって見たところ↓のようなサイトが見つかり疑問も氷解しました。
https://hinative.com/ja/questions/1042266
この↑サイトによるとwent to visitという言い方があり人を訪ねるときに多く使われるようです。
一方、ただのvisitは場所を訪れるときに使うとのことでした。
また、あるとき出された
saves us/turns away/soft answer/anger and / a / a pitfall/ from many
も分かりませんでした。このときはレッスン中に解答できずに宿題になりました。
例によってググってみたところこんな↓サイトを見つけました。
https://brainly.in/
このサイトにはこのような問題がたくさんあり、講師もこのサイトを利用しているのだと分かりました。
おすすめの講師
これらの問題は講師が作ったオリジナルの問題ではありませんが、余った時間を有効に使う工夫をしているのでただ決まりきったレッスンをどんどん進めてしまう講師より好感が持てました。
ちなみにこの講師の名前は加藤綾子アナの愛称カトパンに似ていたので私の中ではカトパン先生と呼んでいました。
男性ですが、教え方も上手でイケメンなので女性の方には特におすすめです。
私の予習法
最初のうちはかなり簡単なので自分が苦もなく英訳できる箇所は飛ばしてレッスンを受けるのも良いかもしれません。
このテキストは、ここでも書いたように以前独学でほぼマスターしたので予習の時間はほとんど必要ありませんでした。そうは言っても完璧ではなく、時制や冠詞を間違えることはあるので軽く予習はします。
もしスムーズに「瞬間英作文」できない箇所がある場合はできるだけスムーズに言えるように練習しておくことをおすすめします。
挨拶って意外と悩みませんか?
私の場合、このレッスンの前にする一番時間を割くことは挨拶の練習です。初めての講師の場合はもちろんですが、初めてでなくても大抵の講師はいきなりレッスンに入ることなくなにかしらの挨拶から入ります。
あまり、話すことがないときや話したくないときはHow are you? と訊かれたときはGood. Thank you for asking. How about you?といって相手に振ってしまいます。
ちなみに、How are you? と訊かれた時ほとんどの外国人はI'm fine.とは言いません。知りたガールとマナボーイでもやっていましたが、一番多い返答がgoodです。ある外国人へのアンケートでは
1.great
2.good
3.fine
4.bad
5.terrible
番外
I'm feeling a little summer exhaustion.,少し夏バテ気味です。
したがってfineは悪くはないけどそれほどでもないときに使うようです。
ただ、このレッスンの場合は先に書いたようにほとんど予習は必要はなかったので毎回少しだけその日したことを英語に訳すのに少し時間がかかりました。
How's your day?と訊かれたときに返す言葉です。
実際にその日したことだけでなくたびたびすることやかつてしたこと、してみたいことなどちょっとだけ考えて表現力を養いました。
ご参考までに話したことをいくつか挙げると
・今日は1日家にいました。(I was at home all day today.)
・私は家にいるのが好きです。(I prefer to stay home.)
・日曜日はいつも家でごろごろしています。(I always lie about the house on Sundays.)
・ガソリンを入れにガソリンスタンドに行きました。(I went to a gas station today to put gasoline in my car.)
・夕食の材料を買いに買い物に行きました。(I went shopping to buy ingredients for dinner.)
・今日は野菜炒めを作る予定です。(I'm going to make a stir-fried vegetables today.)
・今日は納豆を買いました。(I bought natto today.)
・納豆は大豆を発酵させたもので 日本の伝統食です。Natto is fermented soybean and is a traditional Japanese food.
・鯖の缶詰を買いました。(I bought canned mackerel.)
・今日はエクセルの勉強をしました。(I studied Microsoft Excel today.)
・英語学習のためのYou Tube動画を見ていました。(I was watching a You Tube video for learning English.)
・You Tubeでコロナウイルス関連の動画を見ました。(I watched a video related to corona virus on You Tube.)
・プランターにオクラの種を蒔きました。(I sowed okra seeds in my planter.)
・今日は植物を小さい鉢から大きい鉢植え替えました。(Today I changed the plant from a small pot to a large pot.
)
・今日はやる気が出なかったので、テレビでお笑い番組を見ました。(I wasn't motivated today so I saw a Comedy show on TV.)
今日はテレビで競馬を見ました。(I watched a horse racing on TV today.)
少し賭けましたが負けました。(I bet a little, but I lost.)
収支はプラマイゼロでした。(The income and expenditure are equal.)
「この後何をしますか?」と訊かれた時。
この後 夕食を食べます。(After this, I will have dinner.)
私は自炊します。(I cook myself.)
慣れないうちは、挨拶で何を言おうか結構迷うんですよね。テキストの予習をする前にこんなことで時間をつかってしまったりするのはもったいないので迷った場合はご自由にお使いください。
フリートーキングのレッスンではないので挨拶ではほんの一言言えばOKです。中にはその話題を深堀りしてくる講師もいますが、ほとんどいません。
グーグル翻訳を使えば簡単に伝わる英文を作れるので楽ちんです。音声入力も日本語はほぼ完璧に聞き取ってくれるので入力も簡単です。
レッスンを終了して感じた効果
このテキストの英文は、以前に独学でほぼ間違えないで英訳できるようにはなっていました。それでも一通りマスターしたあとも時折、車の運転中などに練習していましたが長時間やっていると結構脳みそに負担がかかり疲れを感じました。
このレッスンを終えて感じたことは、車の中で長時間練習しても以前よりも考えないでスラスラ言えるようになり疲れも感じなくなったということです。
姉妹書の「おかわり」も持っていますが、そちらはやはり結構疲れます。
おすすめのレッスンの受け方
時間的に余裕がある人なら最初のページから順にレッスンを受けるのも良いでしょう。しかし、大抵の人は中学一年レベルは飛ばしても良いかもしれません。そのほうが効率的です。
スパトレでは必ずしも最初から順番にレッスンを受ける必要はなく受けたい箇所を予約時に自分で選択できます。
もっと効率を優先するならば一通りCDを聞いてみて英訳を間違えてしまったりすんなり言えない箇所のみのレッスンを受ける方法もありです。
私は、以前DMM英会話で「whoseとof which」の箇所だけレッスンを受けて苦手な箇所をらくらく言えるようになった経験があります。56才でも英語のテキストを1ヶ月でまるごと一冊暗記した方法とは?で書きました。