スパトレde「海外ドラマはたった350の単語でできている 」の体験談
今回は、「海外ドラマはたった350の単語でできている 」という教材を選んでみました。理由としては、ネイティブは難しい単語よりも簡単な単語の組み合わせの句動詞を多用すると分かって、もしかしてこの本には句動詞がたくさん紹介されているのではないか? と思ったからです。
でも、ちょっと違った感じでした。著者は、「SEX AND THE CITY」のシーズン1~6の94話の全単語を調べたそうです。
12088単語あったそうです。お疲れさまです。個人的にはもう少し(20000語くらい)あるかと思いましたが意外と少ないですね。そしてさらに調べた結果全セリフの80%が350語で構成されていたそうです。
英単語を覚えたくない人にとっては朗報ですね。これをきっかけに英語を学ぼうと思う人が増えれば良いと思います。
もちろん350語覚えただけで海外ドラマや映画を字幕無しで楽しめるようになどはなりません。
著者も「まずは、スピーキングの塔に力を入れよう!」(P66)と書いていますが、スピーキングでしたら350語でなんとか自分の言いたいことを伝えることが可能だと思います。
そしてスピーキングができるようになれば英会話を楽しむことができるようになりリスニング力も自然とついていくというわけです。
著者はP39で
「ぜ~んぶの単語を一通り覚えてから、英会話しよう」ではなく、まずは、手持ちの単語を実際の会話で使ってみる。
と、とりあえずやってみることを推奨しています。
この著者が言うように私も、オンライン英会話をやろうかどうか迷っている人はとりあえずやってみることをおすすめします。
今では、グーグル翻訳というかなり高性能な無料翻訳アプリもあるので手元にスマホを置いておけば言葉に詰まったときも安心です。
思い立ったが吉日です。
目次
- 1 「海外ドラマはたった350の単語でできている 」の予習の仕方(私の場合)
- 2 「海外ドラマはたった350の単語でできている 」の構成&レッスン内容
- 2.1 1秒英作文 時制を意識する その1、その2 1/11(p178-179)
- 2.2 1秒英作文(時制を意識する、その3&疑問詞その1)、2/11(p180-181)
- 2.3 1秒英作文、疑問詞その2、& How+形容詞、3/11(p182-183)
- 2.4 1秒英作文、助動詞など その1 その2 4/11(p184-185)
- 2.5 1秒英作文、お願いする、提案する&五感動詞、make+人+形容詞、5/11(p186-187)
- 2.6 1秒Q&A My morning編 & My afternoo編、6/11(p188-190)
- 2.7 1秒Q&A My evening編 & First meeting編,7/11(p192-194)
- 2.8 1秒 Q&A My memories編 & My family編、8/11(p196-198)
- 2.9 自分フィルター英作文、感情フィルター編1,2、9/11(p200-201)
- 2.10 自分フィルター英作文、認識フィルター1、2、10/11(p202-203)
- 2.11 自分フィルター英作文、意見フィルター1,2、11/11(p204-205)
- 3 この教材を読んだ感想
- 4 進行スピード
- 5 おすすめの学習者
「海外ドラマはたった350の単語でできている 」の予習の仕方(私の場合)
この教材の場合、知らない単語はまずないので単語を調べる必要はほとんどありませんでした。
したがって英文を暗記するだけです。英文もおおむね簡単な英文なのでだいたいはすぐに覚えることができました。
ただ、この本では海外ドラマでよく使われる単語を最優先して使っているので使い慣れていない表現は最初言いにくかったです。次のような単語です。
be going to → gonna
want to → wanna
want to は現在形なのでwanted toはそのままになります。
など。
このYou Tube動画を見るとgonnaが言いやすくなります。
それと英文集の箇所を暗記するだけでなく、テキスト全体を読んでおくと理解が深まり、英文の暗記も容易になります。
「海外ドラマはたった350の単語でできている 」の構成&レッスン内容
レッスンでは、p178以降の「特別付録」のみのレッスンとなります。それ以前のページに「特別付録」の英文に関する解説が書かれています。一応、対応するページを載せておきますのでレッスンを受ける際に合わせて読んでおくと「瞬間英作文」が容易になります。
レッスン内容
レッスン前に、通常のレッスン通り2回目以降は前回の講師がリストアップした語彙力のチェックが行われます。
今回学ぶ箇所の英文を講師がランダムに2,3ピックアップして読みます。テキスト通りの場合true,違っていたらfalseと答えます。
次に、講師が英文の番号を言うので日本文を見て英訳します。
カンニングしようと思えば簡単ですが、自分のためにならないのでしません。
最後にランダムに並べられた英単語からセンテンスを作る練習です。
モニターの文字は小さくて見にくいので少し苦労します。大きくする方法あるのかな?
教材の構成(レッスン箇所)
1秒英作文 時制を意識する その1、その2 1/11(p178-179)
解説はP78
gonna(=be going to)がたくさん出てきます。著者は未来形の場合willとbe going toの2つがあって使い方も微妙に違うけどgonnaはどの用法にも使えるのでgonnaを使うことを推奨しています。
たしかにドラマや映画ではgonnaはよく出てきますね。
使い慣れていないとgonnaは言いにくいですが今後はよく使おうと思います。
muchの代わりにもmanyの代わりにもなるa lot of と同様に便利です。
しかし、スパトレの講師はgonnaはスラングなので公式の場では使わないほうが良いとは言っていました。親しい間柄の人とのみ使うのが無難なようです。
1秒英作文(時制を意識する、その3&疑問詞その1)、2/11(p180-181)
日本文に「今」が付いていても英文には付いていません。
I am having dinner,今、夕食中です。となっています。現在進行系なら当然「今」なのでいらないということでしょう。
ここは短い文ばかりなので1,2度読めばすぐ覚えられます。
1秒英作文、疑問詞その2、& How+形容詞、3/11(p182-183)
解説はP84~
週末何をしていた?,What did you do on the week end?
週末,on the week end
前置詞何だったか忘れてました。
1秒英作文、助動詞など その1 その2 4/11(p184-185)
ここは、仮定法が出てきます。
9.I could have studied English, if I had more time,もっと時間があったら英語を学べたのに。(過去の事実に反する仮定・仮定法過去完了)など。
文法の説明は一切ないので文法を知らない場合、日本語に対応して書いてある英文をまるごと覚えるしかないです。ただ、やはり、文法は知っておいたほうが絶対に良いので軽くおさらいしておいたほうが良いでしょう。
1秒英作文、お願いする、提案する&五感動詞、make+人+形容詞、5/11(p186-187)
ここは、短文ばかりなので超簡単です。最長のセンテンスが6語です。
1秒Q&A My morning編 & My afternoo編、6/11(p188-190)
本文で関連する箇所はp92~
ここでの瞬間英作文は、How’s it going?,調子はどう?のような質問文ばかりなのでその答えも講師から質問されることが予想されるので準備しておきましょう。答えの例文も出ているので一部を変えるだけで簡単に作れます。私の場合は、一応全て答えも用意しておきましたが、実際に質問されたのは一部でした。
1秒Q&A My evening編 & First meeting編,7/11(p192-194)
ここも質問文ばかりなのでその答えとなる英文も準備しておいたほうが良いでしょう。
ここにはWould you like to go out for a dinner with me?,ディナーに行きませんか?というセンテンスが出てきます。
これは前回受けた「ネイティブはこう使う! マンガでわかる冠詞」のレッスンの際に覚えたa dinnerとdinnerの違いを思い出します。その冠詞のレッスンではa dinnerとなると単なる夕食ではなくたとえば誰かのスピーチを聞きながらする夕食のような「夕食会」という意味になると学びました。
普通に夕食に誘うようなときは無冠詞のdinnerとなると書いてありました。
したがってこのテキストの英文は単に夕食に誘ったのではなく夕食会に誘ったということになります。(私の理解に誤りがなければ)
ここでのレッスンで講師に「冠詞なしでも正しいですか?」と尋ねてみました。そうしたところどちらも正しいと言っていました。そしてその違いはよく聞き取れなかったのですが、どちらかがフォーマルでどちらかがフォーマルでない、と言っていました。
おそらくa dinner,夕食会の方をフォーマルと言ったのではないかと推測します。
a dinnerは「ネイティブはこう使う! マンガでわかる冠詞」だけで見たのでしたらすぐに記憶の彼方に飛んでいったと思いますが、忘れないうちに次のレッスンでも出てきたのでおそらく記憶に定着してくれると思います。
疑り深い脳は騙されにくい?でも書きましたが1つの媒体で何度も繰り返すよりも違った媒体で偶然遭遇したほうが私の脳は重要と判断してくれます。
1秒 Q&A My memories編 & My family編、8/11(p196-198)
ここも前2回と同様に質問文です。オンライン英会話でも挨拶代わりによく訊かれることなので覚えておいて損のないフレーズばかりです。
What did you wanna be when you were a child?,子供の時何になりたかった?
子供の時だとa childでaがいるけど若い時なら当たり前だけどyoungにaはいらないんですよね。いつもちょっと迷ってしまうのでa childをお茶いる?と覚えることにしました。
先日、こちらでも書いているNHKの番組「即レス英会話」でwatch out,危ない!をお茶!で通じると言っていたのをヒントにしました。
自分フィルター英作文、感情フィルター編1,2、9/11(p200-201)
ここに関連する説明はp100~
I hope you can speak English,あなたが英語を話せるといいな。
この部分の解説は104ページに書かれています。
感情は大きく次の3つに分けられます。
ポジティブ、ネガティブ、想定外
これらに関した瞬間英作文のレッスンです。
hopeの後ろの動詞は未来系ではなく現在形にするということは忘れていました。
I hope he comes tomorrow,明日、彼が来るといいな。
hopeとwishの違いについても述べられています。残念な気持ちを表すことがwishの本質と書かれていますが、これはあの有名な文I wish I were a bird.を覚えていれば分かりますね。
また、I wish ~はIt's too bad~と言い換え可能です。
自分フィルター英作文、認識フィルター1、2、10/11(p202-203)
本文はp110~
I found out (that) he can speak English,彼が英語を話せることが分かった。
これはcouldじゃないのかな? と思いましたが現在もその状態が続いている場合は時制の一致の例外ということが分かりました。グーグル翻訳ではcouldとなるので例外にはまだ対応しきれてないみたいですね。でも、「。」を付けないとcanになります。
自分フィルター英作文、意見フィルター1,2、11/11(p204-205)
もう最後のレッスンです。
意見の言い方として~のような気がする、~のようだ、~と推測する、~による等の言い方が書かれています。
これらのうち最初の~のような気がする、~のようだの区別がわかりにくいです。
It's like~
It looks like~
It seems like~
look likeとseem likeの違いはネットにもたくさん解説が出ています。見た目から判断できる場合はlookで状況から判断できる場合はseemを使います。
It looks like~
と
It's like~
の区別がよくわからないけどまぁいいや。P115に後者は女子高生の話し言葉のようなイメージとあります。
この教材を読んだ感想
スパトレのレッスンでは、この教材に書かれているスピーキング部分についてのみ行われますが、この本にはリスニングについても書かれています。
スピーキングについてはレッスンを受けた際のコメントとして色々書いてきたのでここではリスニングについて書かれていたことについてコメントします。
リスニング力を上げる方法として海外ドラマのDVDを英語字幕にして「多読する」という方法が書かれています。
この方法は私もやっています。でも、私の場合は少しこの著者とはやり方が違います。この著者は英語音声、英語字幕で見てリスニング力を鍛えよう、という方法です。
私の場合は、一度目は著者と同じ方法で見ますが、2度目は日本語音声英語字幕で見ます。この順番は気分によって逆にすることもあります。
一度目の著者と同じやり方ではリスニングの勉強になるとは思いますが、今の所あまり効果は感じられませんでした。
私が、かなり効果を感じている方法は2番めの日本語音声、英語字幕で見ることです。これにより英語の読解力と語彙力が付きます。
特に語彙力強化にはかなり有効です。日本語音声なので特に気になった時以外はあらためて意味を調べる必要もないので効率的でもあります。
リスニング力強化法としてこれ以外にものすごく興味を惹く学習法が紹介されていました。
著者はその方法を1ヶ月ほど練習するだけでリスニング力が圧倒的に上がったそうです。
それは、「フォニックス」というものでした。聞いたことはありましたがどういうものかは全く知りませんでした。
フォニックスというのは本来は発音の勉強法なのですが、それがリスニング力強化に有効なのです。よく上手に発音ができなければリスニングもできないと言われていますのでこれは当然ですね。
1ヶ月で劇的にリスニング力が上がる方法なのでこれは試さないわけにはいきませんね。You Tubeに練習用動画がたくさんあるので試してみようと思います。
ちょっと、試してみたところ地味で退屈なトレーニングです。ただ、動画の先生がキュートなので著者が効果を実感したという期間である1ヶ月は最低でも続けてみようと思います。
たくさんあって選ぶのが大変でしたが、この動画がジェスチャーなどもあってわかりやすそうなので毎日見て真似てみようと思います。
その他にもこの教材にはシャドーイングやディクテーションの効用も書かれていますが、一番面白そうなのはフォニックスでした。
フォニックスの威力を知ったことがこのテキストを読んだ一番の収穫とも言えます。興味のある方はYou Tubeを覗いてみると良いですよ。
進行スピード
ここは全員の講師が、予約したページのみのレッスンでした。予約したページだけ全力で予習すれば大丈夫です。万一、早く終わってしまった場合も次に進みたくないと言えば大丈夫ですけどね。私は、何度か言ったことがあります。
別にそう言ったからと言って嫌な顔される訳でもなく、同じ箇所のレッスンをしてくれます。たまに苦笑されますが。
おすすめの学習者
オンライン英会話をやろうかどうか迷っている人に、この教材を読んでみることをおすすめします。今ある手持ちの英語力で早速英会話を始めることを著者も勧めています。きっと自分でもできそうに思えてくるでしょう。スパトレにもレベル診断がありますが、このテキストにも付いていて自分の現在位置がわかりどこから勉強すればよいかがわかります。
スパトレのレベル診断後に勧められたテキストを終えたあとで選択肢のひとつにどうぞ。
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