「知りがガールと学ボーイ」~ゆりあんとミキのお笑いで英語が学べる~
NHK Eテレの英語番組ですが、2019年の4月から始まっていたのですね。
もう1年もやっているのですが少し前まで知りませんでした。一昨年に単発でやったところ好評だったようで昨年にレギュラー化したようです。
レギュラー化されてからも好評で来年度も継続が決まっています。
放送日は次の世折です。
放送日
Eテレ 毎週木曜日
19:40~19:55
再放送
17:30~17:45
出演はお笑い芸人のゆりあんレトリバーさんとミキの亜生・昴生兄弟です。
出演者情報
講師は工藤洋路先生です。
工藤先生の略歴は
玉川大学准教授、日本女子大付属高校教諭、東京外国語大学講師、駒沢女子大学講師を経て現在は、NHKで「知りたガールと学ボーイ」の他ラジオで「高校講座英語表現1」に出演しています。
ラジオの方はあまりチェックしていませんが、ちょっと調べてみたところ面白そうな番組がいくつかあったのでちょっとチェックしてみようと思います。
ゆりあんさんは関西大学卒ということもあって英語はなかなかお上手ですね。それほど流暢というほどではありませんが、普通に外国人の方と会話が楽しめるレベルです。
2020-03-05のめざましテレビでは『ジュディ 虹の彼方に』(原題:「JUDY」)で第92回アカデミー賞主演女優賞を受賞したレネー・ゼルウィガーさんとのインタビュー風景が紹介されていました。
見たところ通訳は見当たらずかなりスムーズに談笑していました。インカムをつけている可能性もありますが、オスカー女優とあれだけスムーズに話せるということは度胸も英語力もかなりのものだと思います。私の場合、オンライン英会話でも緊張してしまうというのに…(笑)。
ゆりあんさんの海外でのブレイクも間近かもしれません。
ミキさんの学歴はどうなのでしょうか? 最近の芸人さんはみな頭は良いのでミキも同様に地頭は良さそうです。しかしなんだかんだ言って学歴って気になっちゃいますね。
そこで調べてみました。テキストの紹介欄には載ってなかったのでお笑い一筋できて大学までは行っていないのかな? と思いました。
そうしたところ意外や意外兄弟両方とも大卒でした。
昴生さん(兄)は花園大学(京都市にあるようですが知りませんでした)、亜生さん(弟)は東海大学海洋学部卒でした。
あれっ? これってさかなくんのところじゃない? と思って確認してみたところさかなクンは東京海洋大学の准教授でした。まぎらわしい。
ここは芸能ブログではないので詳しくは書きませんがゆりあんさんはあんなおとぼけキャラですが頭はななり良く、いじめや失恋などの現在のゆりあんさんからは想像もできないような波乱万丈な過去があったようです。
番組の内容
番組の内容はゆりあんさんやミキが路上や日本人学校で直接外国人に取材して日本人が疑問に思っていることや逆に外国人が日本(語)について疑問に思っていることを訊いて疑問を解消するというものです。
たとえば最近の番組では「日本語でよく聞く言葉は何?」とか「ミドルネームはどうやってつけるの?」などがありました。
番組の感想
さすがお笑い芸人だけあって会話の節々にに必ず笑いを突っ込んでくるので見ていて飽きません。昴生さんも番組の紹介で「バラエティ強めの英語番組」と言っています。
しかし、英語にまつわる身近な疑問を直接外国人にぶつけて生の声を聞けるので大変興味深い内容です。質問する際の意外ととっさに出てこないかんたんなフレーズなども勉強できて役に立ちます。
工藤先生は「感情とともに勉強することが大切」と言っているように笑いがあると記憶にも残りやすくなります。
もちろん、この番組だけで英語力を劇的に伸ばすということは不可能ですが、英語にまつわる教養を深めることができます。時間も15分と短いので忙しい方でも負担になりません。
録画して1.5倍速~2倍速で見るのがおすすめです。
最近はお笑い芸人さんたちはクイズ番組や教育番組などにひっぱりだこですね。まぁ、みなさん頭が良いので当然といえば当然ですが。
2020年3月号のテキストを買ってみたのですがテキストの中に対談コラムがあって工藤先生がミキの英語について「だいぶ慣れてきた」と褒めた際に昴生は照れ隠しもあるのでしょうが「先生は番組編集のマジックで騙されている」と言っていました。
今回の場合は冗談だとは思いますが、編集の力というのは半端なく大きいのでテレビの場合本質を見抜く力が必要になります。
ゆりあんさんは番組中でもかんたんな英語ながら結構スムーズに外国人とコミュニケーションしているのでこれからどんどん伸びてゆきそうです。
わからないときでも笑いでごまかせるのはお笑い芸人の強みです。