ローマの休日,Hepburn is on the ball.ヘプバーンが凄い。
タイトル:ローマの休日(Roman Holiday)
出演:グレゴリー・ペック
オードリー・ヘプバーン
エディ・アルバート
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ダルトン・トランボ
ジョン・ダイトン
原作:ダルトン・トランボ
公開日:1953年08月27日(米国)
言わずとしれたオードリ・ヘプバーンの代表作。以前は、ヘップバーンが一般的でしたが、最近はヘプバーンが正しいようです。ヘップバーンと入力するとグーグル先生に訂正を促されます。
オードリ・ヘプバーンの名を一躍、世に知らしめた作品でもある。
某国の王女アン(オードリヘプバーン)は窮屈な王室の生活、過密スケジュールの公務にヒステリーを起こして鎮痛剤を注射されます。まだ、注射が効いてこないうちに外の楽しそうな様子に我慢できず宮殿を抜け出します。その後鎮痛剤が効いてきてベンチで寝込んでしまいます。
そこへ通りかかった新聞記者のジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)が保護します。タクシーで自宅まで送ろうとして住所を聞いてもコロシアムなどと言い酔っているのかふざけているのか要領を得ないのでしかたなく自宅へ泊めることとします。
翌朝、出社してアン王女が病気という新聞記事の写真を見て昨夜泊めた女性がアン王女と知り驚きます。これは一大スクープが撮れると友人のカメラマンアーヴィングに連絡します。
一日、一緒に過ごしいい写真が撮れ、記事ネタもできたのですが次第に情が移ってしまい……。
拾った男が悪いやつでなくて良かったですね。ローマって治安良い(良かった)のでしょうか?
普通の若い娘なら一旦、自由な世界を知ってしまったらもう二度と面倒な王室の仕事などしたくなくなると思いますが、一日羽根を伸ばしたあとはしっかりと公務に復帰する責任感には好感が持てます。はやり、単なる小娘とは違いますね。
気になった英語表現
寝坊して会社の社長と話している時
They've got a lot more on the ball
彼らはとても機転が利く
on the ball
機敏で、すごい、有能な
使えるとかっこいいスラング。
スペイン広場(スペイン大使館が近くにあるのでそう名付けられた)で「もう帰らなければ」というアン王女をジョーがなんとか引き留めようとしている場面で。
tell you what
「いい事がある、まあ、聞きなさい、こうしてはどうか」などと訳されます。
次のセンテンスが
Why don't we do all those things together?
いっしょにこれら全部をしてみませんか?
なので
ここでは「こうしたらどうだろう」が良さそうです。
このスペイン広場の場面は2分弱ですが、後ろに写っている時計の針は4時間半ほど進んでいます。かなりこのシーンに時間をかけたことがわかります。wikiでは3時間ほどとなっていますが、はっきりは見えません。かなり時間をかけたということは確かです。
この時計はデジタルリマスター版では修正されているようです。今回はEEvideoというサービスで見ましたがこちらは未修正です。
デジタルリマスターのDVDでは日本語吹き替えもあるようです。グレゴリー・ペックの声を城達也さんが担当しているようなので今度見てみたいと思います。
城達也さんは若い方は知らないかもしれませんが、ジェットストリームのナレーションで有名だった方です。なかなか趣のあるナレーションです。ユーチューブでも聴けますよ。
その他の覚えておきたい表現
dead ringer
そっくりさん
The gizmo works
仕掛けが上手くいった
本ページの情報は2019/05/12時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。